すぐ始められるプチ農活!話題の“リボベジ”って?

2016/03/11
放送作家 山﨑恵輔

“リボベジ”という言葉を聞いたことがありますか?リボベジとは、“リボーンベジタブル”の略。つまり、“野菜を再生させる水栽培”のことです。農業ブームもあってか、昨年ごろからこのリボベジが話題になっています。

 

なぜ今、リボベジ?

リボベジの魅力は何と言っても、もう一度食べられるということ。

 

ブームの火付け役は“豆苗”といわれています。今では最強のコスパ野菜と呼ばれ親しまれている豆苗ですが、以前は、中華料理などでお目にかかる程度でした。

 

 

豆苗は、エンドウの若菜。ビタミンやβカロチンが豊富で、根が付いた状態で販売されている豆苗をスーパーで買ってきたら、水栽培して2週間ぐらいで再収穫が可能です。(再々収穫は、栄養価が落ちるようです。)

 

一度なくなった野菜がもう一度食べられる!ことほどお得なことはありません。ニュースで毎年のように聞く“異常気象”による野菜の価格高騰などが原因で、栄養価の高い豆苗を育てて食べるの人が増え『リボベジ』ブームに結びついたようです。

 

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サンキュ! 4月号
特集~話題の“豆苗”奇跡の3回収穫ができる!?栽培テク
Fujisan.co.jpより

 

何を育てたらいいの?

この豆苗以外にもニンジンやダイコンなどの野菜の一部をオシャレな器や瓶に入れて、水に浸し、インテリアの一部として「キッチン栽培」を行うようになってきています。ここで、オススメの「リボベジ野菜」を紹介していきます。

 

誰でも育て易い!『水菜』

水菜は根に近い部分を多めに残して切り落とし、少なめの水に浸します。すると、一週間ほどで葉っぱが生えてきて、すぐに新鮮な水菜を味わうことができます。

 

根より“葉っぱ”に栄養!『ニンジン』

にんじんのヘタの部分は普段包丁で切り落としたら、捨ててしまうだけだと思いますが、実はこのヘタの部分、リボベジに最適です。ヘタの部分を水に浸けておくと、葉っぱがぐんぐん伸びてきてすぐに食べられるようになります。

 

 

この葉っぱは、普段食べる根の部分よりも、ビタミンAは2倍以上、たんぱく質は3倍、カルシウムは5倍と、栄養満点です。ふりかけにしたり、和え物にしたりと、実は使い勝手も良いらしいです!

 

様々な料理のアクセント!名脇役『ネギ』

ネギといえば、栄養満点で薬味にもよく使われる野菜界の名脇役ですが、このネギも「リボベジ」に最適です。根っこから5cmほど切り落とし、それを水が入った瓶などに浸しておくと、グングン成長して食べられるようになります。冷凍保存しておけば、長期間の保存も可能です。

 

 

観葉植物になる『アボカド』

インテリアとしてもオシャレななのが“アボカド”。アボカドのタネのお尻の部分を水に浸しておくと、種から芽が生えてきて、立派な観葉植物になります。3か月間、毎日水を取り替えるという手間はありますが、育った時の達成感があり、植物に対する愛着も湧いてきます。

 

ぜひ、農活の第一歩へ

昨今、農業ブームと言われていますが、実際畑を借りて、作物を育てるのは少しハードルが高いように思われます。しかし、このリボベジは部屋の中だけですぐにできます。プチガーデニングとしてもオシャレ!おススメです。

 

 

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放送作家 山﨑恵輔
この記事を書いた人

放送作家 山﨑恵輔

"放送作家/リサーチャー。1993年生まれ。 大学三年生の時に、ワタナベコメディスクール放送作家総合 コースに入学。一年後、株式会社ライターズ・オフィスへ所属。 テレビのリサーチ、ライブ制作などの活動をしている。"

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