ウィズコロナでトップスだけが売れている珍現象

2020/08/07
内藤 みか

最近、洋服屋ではトップスだけがかなりの勢いで売れているそうです。なぜかというと、

リモート会議で映るのは上半身だけだからなのだとか。女性たちはトップスのおしゃれにどのように気を配っているのでしょうか。

在宅ワークで通勤不要

在宅で仕事をするようになった人たちが口にするのは「通勤する時間がかからなくなった」という喜びです。満員電車に揺れて都心に向かう必要がなくなったことは、思いがけない時間の余裕を生んでいるのです。洋服をコーディネイトする必要もなくなりました。

とはいえリモート会議で顔を出す必要があるので、メイクは毎日し、オフィスワーク風の服にも着替えるという人がほとんどです。とはいえリモート会議で映るのは上半身だけなので、下半身にはあまり気を使わなくなったという声も。

ストッキングいらずに

もしかしたら在宅ワークで最も消費しなくなったのは、ストッキングかもしれません。ストッキングとパンプスで通勤するということがなくなったので、自宅で素足やソックスで過ごせるようになったのです。夏場に足も蒸れなくなり快適なのです。

また、下半身は映らないからと、同じような服をローテーションで替えている人は多くいます。なかには下はジーンズだけど映らないからいいやと言う女性も。そしてその代わりに画面に映る上半身にかなり気を使うことになったのです。

トップスだけでバリエを出す

『With』2020年9月号では「緊急事態OL服レスキューブック」という記事があります。自粛期間が過ぎても在宅ワークが続いている人も多く、リモート会議で印象良く映るようトップスに気を使っている様子が。ブルーやグリーンやラベンダーなど、オフィスワークに映えそうな色が人気のようです。

今まではスカートやパンツを組み合わせることで服装にバリエが出たのですが、今は上半身だけなので、通勤着にも新しい様式が求められています。トップスにデザイン性があるものを選んだり、あまり胸元が開いていないものをチョイスしたりと、かつてなかったリモート画面映えの研究にも余念がない様子。

今まではさりげなく可愛い柄が入っている服を着て、おしゃれを楽しんでいる人もいましたが、画質が鮮明ではないリモート会議では細かな柄までは映りません。そうなると色やデザインで自分らしさを表現していく必要があります。今までの物とは違う、より映える服が今、求められているのです。

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内藤 みか
この記事を書いた人

内藤 みか

作家/脚本家/イケメン評論家。著書80冊以上。ケータイ小説時代から電子書籍の自著も多数。脚本担当のラジオドラマ『婚活バスは、ふるさとへ』(YBS)が文化庁芸術祭優秀賞&日本民間放送連盟賞優秀賞。 ツイッター https://twitter.com/micanaitoh ブログ https://plaza.rakuten.co.jp/micanaitoh/

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