一夜限りの火遊びを…「夏の夜に役立つ危険な心理学」

2017/07/12
naokiyama

「ひと夏のアバンチュール」という言葉があるように、夏は「恋愛」「出会い」と異性を感じさせる時期でもあります。一夜限りの甘酸っぱい経験がある人も少なくないでしょう。とはいえ、最近は草食男子に象徴されるように、異性とうまく関われないという人も増えています。そこで、今回は一夜限りの火遊びを経験したい方のために、危険な心理学の数々をご紹介しましょう。

 

「好意の返報性」は序盤に、その後は掛け算

もし、あなたが合コンの冒頭で「けっこうタイプかも」などと言われたら、どんな気持ちになりますか?嬉しくありませんか?このとき多くの人は、声をかけてくれた相手のことを意識して、自分も相手を喜ばせたいという“お返し”の気持ちがわいてきます。こうした心の変化を心理学で「好意の返報性」といいます。

 

この「好意の返報性」、単発では効果が薄いですが、その後に「食事をとり分けてあげる」「こまめにボディタッチをする」「相手を褒める」などと掛け算で使うことで、より距離が縮まりやすくなるという効果があります。とくにライバルとなる同姓がいる中で使うと、自分だけが選ばれたという特別感が働くため、効果的です。

 

吊り橋効果は、「怖がらせる」より「サプライズ」で

 

不安や恐怖を感じているときのドキドキを、恋愛感情と錯覚するという「吊り橋効果」。とても有名な話ですが、だからといって、夏の夜に肝試しに行って、そこから一夜限りの……という状況は難しいでしょう。

 

より確立をあげたければ、雰囲気のいいバーでやると即効性があります。

 

というのも、人は雰囲気に合わせて、自分の心の状態をセットするからです。格闘技を観に行って恋愛ムードになることがないのは、目的が観戦だから。これは逆をいえば、異性を意識しやすい場所に行けば、その場の力を借りることができるともいえます。

 

そんなときのオススメはおしゃれなバーでしょう。そこでちょっとだけドキドキさせるだけでいいのです。「会話するときに顔をちょっと近づける」「サプライズ感のあるオーダーをもらう」「お酒に酔ったふりをして肩をさわる」。たったそれだけで相手と親密な関係になりやすい状況がつくれます。

 

一夜限りだからこそ「バーナム効果」で特別感を

異性とのやりとりに慣れていないと、当たり障りないほめ方で機会を逃すことがあります。そんなときは「バーナム効果」を思い出しましょう。これは誰にでも当てはまる曖昧な表現を言われると、人は自分だけに当てはまっていると思い込む心理現象です。

 

たとえば、「あなたは明るく見えるけど、けっこう寂しがり屋だよね」などと言われれば、「あっ、そうかも」「この人は自分のことをよくわかっている」などと思ってしまいます。誰にだって孤独な部分はあるのに、なぜか自分の本質を言い当てられた気持ちになります。こうした心理現象を巧みに利用するのです。俗にいう遊び人と呼ばれる人は、これをドヤ顔で言います。より自信たっぷりに、心から思っているように言うと、相手からの信頼も高くなります。

 

ここでご紹介したテクニックはほんのごく一部。異性との駆け引きに慣れていないという方は、恋愛力を上げるくらいの気持ちで知っておくといいでしょう。一夜の過ちはあまり深入りしすぎると、思わぬしっぺ返しをくらうこともあります。くれぐれも節度ある行動を心がけましょう。

 

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この記事を書いた人

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元雑誌の編集担当。政治、経済等。

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