あるTwitterに「人をダメにする殆どの原因は孤独…でも人の精神を強く成長させるのもまた孤独だから、折り合い付けて仲良くやるしかないのよね」というつぶやきがあがっていたのですが、人間は、一人になるのが怖くて群れたがる傾向にありますよね。
そして、もれなくそれに乗り遅れると「いじめ」「ハブられる」なんて風潮が現代には漂っていますよね。だから、そうなりたくなくて他人に対して過剰に反応すつこともしばば…でも、その対応も、「媚びる」と「気遣い」は違います!
「媚びる」は、自分のことを守るためだけの言動で、「気配り」は、相手のことを思っての言動です。「媚びる」をしている場合は、自分の中に何かモヤモヤが残ったり、周りと摩擦がおきたり、二次的なダメージを受けるのです。あなたは今、自分に無理をしていませんか?
そこで、「孤独になることも一つの技ですよ」と話してくれたのは、都内の学校でカウンセラーをしているSさん。孤独になる技とはどんなこと? 詳しくお聞きしてきました。
まずは一人の時間を意識的に確保する
一人でいる時間を嫌がり、スケジュール表を無理やりにでも埋める人。これが悪いと言うことでは決してありません。でも、時に自分だけを見る時間があった方が、誰かと一緒にいる時にさらに有効な関係が気付けると思います。その理由として、一人の時間には色々な蓄えが出来るのです。
本を読んだり、映画を見たり音楽を聴いたりなど知識を蓄えれば、その後、今よりも広い範囲の人と付き合う準備ができます。他に、一人の時間になると、何もやる気がなくてダラダラしているうちに寝ちゃいます…なんていう方も、それは体を休め体力を蓄えているという時間なのです。これも、人に会った時に元気に接することができるので、相手も気持ちがいいですよね。
感情修正をする
人間は一人ひとり感情が違います。同感することもありますが、全てに対して100%同じく同感することはありません。なのに、つい誰かに合わせてしまうことで、心に不満を溜めてしまうことって、ありませんか? これって、社会生活をする中で、良いとか悪いとか判断することではないのですが、心を正常に保つには、どこかで自分の感情を確認(発散)しておくことも大事なんです。それを一人の時間に思う存分することで、本来の自分を見失わずに済むんですよ。
何かにのめり込む
一人の時間はやはり自分にはハードルが高すぎると言う人は、何か“のめり込めるもの”を作るのがいいですね。例えば、マラソン大会に出るためにマラソンを始める、何かの試験に向け勉強を始める、など、自分のやってみたい事に思い切って挑戦すること。その時に一つ気にかけて欲しいのが、ゴールがあること。目的がないと、取り組む中で「なんでこんなことをしているんだっけ?」と、さらに自分を惑わすことになってしまいます。
どの方法も、誰かと時間を共にした時に役に立つこと。一人の時間を楽しむのは、コミュニケーション能力を高めるための準備の時間かもしれませんね。