最近、中古のスマホを「お手頃な金額で買い取ります!」という大手リサイクルショップのCMを頻繁に見かけます。そろそろ新しいスマホに買い替えようと思っていた矢先だったので、CMのように下取りに出して小金に変えてしまおう!と考えましたが……その前に、中古スマホの使い道について、ちょっと調べてみました。
まずは正攻法? 各キャリアの新機種との交換
下取りしたい機種はDOCOMOの【iPhone 5C】です。
特に、液晶画面が割れているわけでもなく、不具合がある訳でもないので“3000円分”を新機種購入時に割引いてもらえます。
参考 https://www.nttdocomo.co.jp/campaign_event/shitadori/#notice05
同じiPhone 5でもソフトバンクで購入した場合は『タダで機種変更キャンペーン(下取り)』が適用され、指定機種ならば25,800円(1,075円×24回)分割引いてもらえるそうです。
参考 http://www.softbank.jp/mobile/campaigns/list/tada-kisyuhen/
Auで下取りしてもらった場合は『下取りプログラム(乗りかえ)』に相当し、AU乗り換えでiPhone 5は、32GBモデルで最大 17,280円、16GBモデルで最大 16,200円の割引を新機種購入にしてもらえるようです。
参考 http://www.au.kddi.com/mobile/trade-in/mnp-trade-in/
再利用する方法!
中古のスマホはキャリアを外しても、アプリを入れるなどすれば別の用途に使えます。Simカードをいれれば、キャリアメール(電話)以外の機能はほとんど持続させることができます。
他にも、無料通話アプリを入れて『家電』専用にする。ワンセグ機能が入っていれば『TV』に。スピーカーを付け専用アプリをいれれば『ラジオ』。他にもWi-Fiとつないで『カーナビ』『監視カメラ』など、使い道色々。
さらに現在では、『MVNO』といわれる格安simを使い、一定条件をクリアさせてキャリアメールを持続させる方法もあります。
そして、再利用といえば、こんな使い方をしてくれる団体があるんです。
スマートフォンが未来を担う子供の役に立つ!
それは21歳の日本の大学生が立ち上げた『EDUCA』という団体。
カンボジアのある村で英語を学びたくても学べない子供達のために、不要になったスマートフォンを回収し、専用動画を入れ現地で配布する活動をしています。
多くの外国企業の参入が続くカンボジアでは今、英語が話せると所得が2倍、3倍になると言われているため“英語教育”が重要視されています。クメール語しか話せない人が多いカンボジアでは、「将来豊かな生活をするために英語の勉強がしたい」と多くの子供が願っているそうです。
しかし、都心から離れた地域では、英語教師の数が少なく、教材も手に入れにくいのが現状。英語を学ぶ環境の整った学校へは、通うには遠く、寮に入るとしてもお金がないのです。
そんな現状を目の当たりにし「スマートフォンを活用すれば、どこでも簡単に英語を学ぶ機会を提供することができるのではなか?」と動き出したと言います。
『EDUCA』では2017年までに1000人の子ども達へ届けることを目標に掲げています。自分のスマホの第2の人生に、こんな使われ方が待っていたら、嬉しいですね!
< 取材・文 / 石橋アキ江 >