母さん、ナチュラルビューティーの競演です!吉永小百合様と永野芽郁様

2023/03/16
石井隼人

山田洋次90本目の監督作となる『こんにちは、母さん』(9月1日公開)の完成報告会見が15日都内で行われ、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、YOU、枝元萌、山田洋次監督が出席したゾ。

原作は劇作家・永井愛氏による同名戯曲。舞台を令和の下町にして、東京の下町を生きる家族の姿を等身大で描き出す。

恋するおばあさんを演じた吉永は「ある日、監督に呼ばれて『おばあさんというのはどうですか?』と言われて、その時は『もちろんです!』と言ってしまったけれど、あとで『私早まったかしら?』と思ったりして」と微笑を浮かべつつ「私の年代はみんなおばあちゃんになって、たまたま私には子供がいなかっただけ。なので『そうなんだ』と自分に言い聞かせて演じました」と報告した。

その孫娘を演じたのは永野。日本を代表するベテラン女優との初共演に「吉永さんは背中が温かくて可愛らしくて。いつか私もこんな女優さんになりたいと密かに思いながら過ごしていました」とリスペクト。それに吉永も「舞ちゃん(永野)が本当に素敵で、一緒に幸せな時を過ごすことが出来ました。おばあちゃんをやって良かったと思います」と相思相愛だった。

吉永が恋する姿に永野は「普段から吉永さんが可愛らしくて優しくて、その姿が役柄とリンク。恋っていいなと私も一緒にキュンキュンしました」とキュートスマイル。吉永は恋する乙女的役どころについて「これまでは男性から想われるということが多くて、今回は自分から恋心を持って接するという役。難しかったけれどとても楽しかったです」と手応えを得ていた。

吉永の息子役を演じたのは大泉。大泉といえば“ぼやき”でも知られるが「今回は一切ぼやいていません。ぼやくなんてとんでもない!」と否定。宮藤からは「ずっとぼやいていましたけどね?」とチクリとやれるも、母である吉永からは「ぼやきは一度も聞いていません」との証言が。これに気を良くした大泉は「いませんよ、日本で吉永さんを前にぼやくようなヤツは!」と胸をなでおろしていた。

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石井隼人
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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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