妙乗院住職、酒井 圓弘さんが実践するモチベーションを保つ方法(ルーティン)とは

2022/12/06
マガジンサミット編集部

今回お話しを伺ったのはストレス社会の駆け込み寺でもある妙乗院の住職をされている酒井 圓弘さん。日常の生活の中で、モチベーションを保つ方法を聞いた。

一般的な住職としての役割をこなす傍ら、11年前に人工的な滝場をつくり企業向けに滝行の研修も行なっている酒井氏。マスコミ・メディアに多数出演し、講演会なども数多くこなしている。

安全な場所ばかりいないことが緊張感に繋がると日本だけでなくアメリカでの講演も行う酒井氏。新たな道を切り開きつつも、守りに入らないために物事に執着をしないということも大切だと話す。そしてこの世界は結果が全て。結果がよければその進んできた過程もいいということだ。思うように結果が出ていない時は方向性が違うと見直し、修正していく。なるべく自分の考え方と人の考え方の半分、半分で物事を捉えるようにしている。固定概念に縛られずに柔軟に対応していく姿勢が今の酒井氏をつくっている。

またモチベーションを保つためには目的を持つことも大切。そして早めに自分について知ることも必要だと言う。例えば今の学生は時給がいいなどの条件でアルバイトや仕事を選びがち。もしサービス業を学びたいと、なんとなくでもいいから思っているなら時給が低くてもサービスがしっかり学べるところでアルバイトをしてみる。そうやって先ずは目的を明確にしてから選ぶくせをつけるといい。そしていろいろな職種やアルバイトに挑戦してみる。すると自分の向き、不向きも実感でき、自分についてもわかってくる。自分の活かすところにいればモチベーションも自然に上がると教えてくれた。

酒井氏にはモチベーションを保つための朝のルーティンもある。先ずはアメリカの講義用の内容を英語で本番さながらに訓練。そして日本語の講演用の訓練も行う。その後にストレッチ、筋トレの肉体トレーニングを行う。このセットを毎日朝6時に起きてトータル2時間かけて行う。ウォーキングも毎日の日課に取り入れ、わざわざ都心に出て、いつも新しいものを見るように心がけている。刺激を取り入れつつ、楽しみながら行っているのが続けるコツだと話す。ルーティンとして毎朝、講義の練習をすれば本番時の自信にも繋がるし、海外などの慣れないシチュエーションでも対応力がつく。毎日が体力勝負でもあるのでトレーニングやウォーキングは体力づくりになる。このような毎日のルーティンを行うことは基礎づくりとモチベーションを保つことにも重要だと語る。

最後に今後の目標を聞くと、アメリカで恵まれていない子供たちの学校をつくりたいと言う。そのためにアメリカで講演会をして資金を得るなどの取り組みをしている。そんなしっかりとした目的が酒井氏のモチベーションに繋がっているのだ。

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