「GAME OF S.K.A.T.E.LIVE」日本代表「Trinity B3 PARK」優勝!イベントを行う本当の目的とは?

2016/11/07
放送作家 小嶋勝美

出典:http://www.zealize.com/home

 

今イベントの運営サイドの一人で、「カメラとスケートボードを持って全国のスポットを巡り一期一会で出会ったスケーターをInstagramなどで紹介する」という活動を行う「ZEALIZE」代表・近藤隆弘さんにお話を伺った。

 

_このイベントの目的は一体何なのでしょうか?

アメリカに本拠地を置く「Pep Unlimited」という会社の“川村さん”という方が仕掛け人です。

 

きっかけはアメリカでスケートしている若者がギャングなどの悪い道に行ってしまう場面を多く目の当たりにしていく中で、スケートボードのトッププロでなくても(ローカルパークのスポンサーだけの若者たちにも)ビジネスとして成り立たせたい!という思い。

 

そしてオンラインでやることによってどこの国から誰でも参加できるという形にして、さらに参加費を無料にする。

 

それなら、例えばアフリカの貧困地域の人でも参加できるし(あくまでネット環境が必須にはなりますが)賞金が例え1万円や2万円でも、向こうではある程度生活できる金額だったりするので、悪い道に進むことなくスケートボードでも生活ができるようになるかもしれないという思いから始まりました。

 

※エチオピアのスケーターの映像

 

今年は諸々試験的に行ってみて来年はもっと参加国を増やして大々的に行うとのことです。

 

楽しみにしていてください!

 

可能性の種をまく

 

スケーターとして生きるのも、ギャングになるのも本人の自由かもしれない。

 

しかし、スケーターとして生きる可能性を広げたいという思いがこのイベントの根底にあり、今はまだ賞金も少額だが、今後このイベントが認知されていけば今、スケートボードは注目を集めているだけにスポンサーも集まるかもしれない。

 

正直、Trinityのオーナー佐藤圭介さんに聞かされるまでこんなイベントがあるなんて全然知らなかった。そしてGAME OF S.K.A.T.E.LIVEの本当の目的を聞かされた時に、可能性の種をまく素晴らしいイベントだと思った。

 

今回、実際に取材に出向いて、遠く離れたアメリカチームと対戦している時に普段Trinityに通う人たちが応援している様子を見て思ったのだが、例えば近い将来スケートボードが認知されていけば、プロ野球やJリーグの様に、地域毎のパーク同士でリーグ戦を行い、年間チャンピオンを決めるという事をしたら面白いのではと思った。

 

スケーター個々としてだけでなく、地域としてスケートボードを応援するというのもアリかもしれない。

 

 

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放送作家 小嶋勝美
この記事を書いた人

放送作家 小嶋勝美

お笑い芸人として活動後、放送作家に転身。 スポーツ番組やバラエティ番組などに携わる傍ら、20年以上続けている大好きなスケートボードのライターとしても活動。 コンテスト記事の他、スケボーの情報や面白い発見を伝えていくと共に、スケートボードが持つ素晴らしさを多くの人に広めていきたいと思っています

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